2年半ぶりのオーストラリアの空はコロナ前と変わらず青く、夕焼けは美しく、大阪や東京のそれよりもずっと高く見えました。南半球は秋から冬に向かう頃というのに日中は汗ばむほどで、街中はほとんどみんな半袖・半ズボン。相変わらず多民族・多人種で肌の色も目の色もてんでんバラバラな人たちが歩いている。携帯電話や銀行の手続き一つとっても、みんな気さくでリラックスしてフレンドリー。あぁ、5年前に自分が暮らしていた地にようやくこうして戻ってきたんだ。少しずつ脳と体をチューニングしながら実感が湧いてきたところです。
「彩佳さんはブリスベンで誰の天使になりますか?」
この一言は、放送作家・脚本家であり『くまモン』の生みの親である小山薫堂先生がくださった言葉です。薫堂先生の著書『妄想浪費』の感想を、先生が出演されるPodcast番組『裏フューチャースケープ』(FMヨコハマの長寿番組「フューチャースケープ」の番外編)にお送りしたところ、書籍にサインと共にこの言葉を添えてくださりました。