なぜ母親たちは「結婚したら忙しくなるよ」と娘に言うのか〜世代差から来る「モヤる言葉」を割り切るために

「相手は他意も悪意もないのだけれど、なんか自分の中ではずっとモヤモヤして残ってる」ーそんな「モヤる言葉」に出会うことは男女問わず日々たくさんあると思います。
今回はそんな「モヤる言葉」の中で、私(33歳・女性・独身・婚約者はいるが海外在住)が最近言われてモヤったこと、それにどう気持ちの折り合いを付けたらよいのかを探ってみました。

■「結婚したら忙しくなるよ」
こんな言葉を最近、母親(かそれ以上)の世代の女性たちからチラホラ言われます。
いや、今でも十分私は忙しいですけど?フルタイムで働いて、朝晩家事こなして、ばあちゃんのことそれなりに気にかけて・・これ以上忙しくなると?え?要は「独身=ヒマ」ってことですか?
・・・いや、そこまでさすがに性格悪く食い下がりはしないですが(苦笑)
100歩譲って「子供ができたら忙しくなるよ」ならまぁ想像が自然につきます。
もしこれが母親と息子だったらどうでしょうか。「結婚したら美味しいご飯作ってもらいなさいね」とか、言ったりするんでしょうか。
父親と息子だったら「結婚したら自由がなくなるよ」・・・とか??
書いている自分が昭和のステレオタイプすぎてゾワゾワしてきました(汗)

別に、彼女たちに他意はないのです。おそらく。「独身=ヒマ」ってレッテルを貼っている訳ではなくて、彼女たちの時代は、結婚を機に初めて実家を出て「家事」に直面したり、結婚を機に仕事を辞めて「専業主婦」になったり。
ただなんとなく「女が家のことをするのが当たり前」という時代だったから「結婚したら忙しくなるよ」というフレーズが自然に口から出てしまうだけなのでしょう。