Genuine and Continuing – つながり続けるための、ゆるやかな努力

例年とは異なる新年の幕開け、皆さんはどこでどんな風に迎えたでしょうか。私の2021年は暦ではなく気持ちの上では12月31日23時に始まりました。日本+1時間のブリスベンの相方とLINE電話をつなぎながら。

コロナのおかげで目下、日豪間を行き来できず、会えずじまいの長い婚約期間の延長戦をずっと戦っている我々ですが、丸一年以上ともなると「もうこれは世界が落ち着くまでどうあがいても無理だ。個人のレベルじゃどうにもならん」という諦観の念を覚えるようになりました。(「諦観」の使い方、あってる?苦笑)

「今年はオーストラリアに行ける!会えるって過度な期待は持たん方がいいよね。あぁぁ、また一年、私たちこうして関係を維持できるかしら〜」「二人の努力しだいだね」と即答する相方。

これがドラマか少女漫画なら「心配しないで。僕たちは大丈夫だよ。」なんでしょうけれど、現実はそう甘くはない。そして、相方の答えこそが真理だと思います。

このコロナで、リモートワークやオンライン化が進む一方で、ステイホームや自粛・隔離政策によって人の心はいっそう生身の「ぬくもり」を渇望するようになり、遠隔地同士をつないでの「リモート婚活」からの「コロナ婚」、(自粛期間中の若い世代の子たちの望まないそれも含めて)「コロナ妊娠」が増えました。一方、生活スタイルの変化に伴い生じた互いのすれ違いや、関係性を見直した結果、「コロナ破局」「コロナ離婚」も残念ながら増えたようです。(それにしても、もうみんな、「コロナ」の3文字、正直ゲシュタルト崩壊レベルで見飽きていると思う…。それもまた怖いけど。)

婚姻と言えば、オーストラリアで婚姻による永住権を獲得するためのビザである配偶者ビザ・婚約者ビザには申請条件として、“your relationship is genuine and continuing“(二人の関係が真実で継続性のあるものであること)を証明する各種書類を移民局に提出する必要があります。(他にも嘘のようなホントの、ロマンチックとは対極の申請条件の数々はこちら:オーストラリア政府Webサイト

genuine

〔物が〕本物の、偽物でない/〔感情などが〕心からの、偽りでない/〔人が〕正直な、誠実な (アルク 英辞郎より)

恋人・夫婦はもちろん、家族、親戚、友達…(同僚は仕事だからとりあえず別として)、このコロナを通じて「自分と相手にとって本当に必要な人間関係」を見つめ直すことになったのではないでしょうか。自粛要請のおかげ(?)で、うわべだけの付き合いで「なんとなく」行っていた飲み会やランチはなくなり、よく言えば必要な「個人対個人」のつながりは深化し、悪く言えばお互いに人間関係を「仕分け」「淘汰」することになったのではと。

つながるも、離れるも、すべては自分たちしだい。

だからこそ、「この人とはずっとgenuine and continuing relationshipでありたい!」と思う人とは、お互い能動的に「つながり続ける努力」をしていかないといけないと思うのです。「努力しないと続かない関係なんてそれこそgenuineじゃないじゃん!」そうだったかもしれません、一昔前までは。でもこれだけ物理的接触ができなくなってしまった今、「つながり続ける努力」はきっと必要なんだと思います。

そんなに難しいことじゃないよね。iPhoneのホームボタンに触れば画面の向こうにいるもん。(でも本当に触れたいのは、スマホの画面でもスタンプでもなくて、君そのもの。)

genuine and continuing であるために、大切な人たちとつながり続ける、ゆるやかな努力を重ね続けること。

それが2021の「目標」というか、「心がけ」です。

本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

I always wish you were here.

Ayaka