2022年4月にオーストラリアに移住してから早1年が経ちました。
思えば移住、結婚、現地での転職と変化に富んだ一年でした。北半球から南半球へ。祖母との同居から相方との暮らしへ（猫2匹付き！）、日本企業からグローバル企業への転職、etc.
天変地異、あるいは異世界転生？
大袈裟かもしれませんがこんなにも世界が180度変わるターニングポイントは前にも後にもそうないのではと我ながら思います。
誰だって居心地の良い慣れた環境をいったんリセットして新たな世界に飛び込むのは怖いもの。
私自身も、20代の頃オーストラリアに留学していたとはいえ、祖母と離れ仕事を辞して新天地に向かうのは期待以上に不安も多くありました。
それでもいざ飛び込んでみたら、そこには思いがけない新たな出会い（未知の自分とも含めて）やチャンスがたくさん待っていました。
世界中から新しい知見が集まる学術出版の大海原へと漕ぎ出したこと。
日本からやる気と不安を胸に留学に来た学生さんたちとの出会い。
日本の自転車番組のレポーターに、現地からの記事や自分の番組配信…,etc.
オーストラリアに飛び込んだからこその体験、見えた景色がこの一年だけでも山のようにありました。
「飛び込んでよかった」と言うのは単なる結果論かもしれませんが。
それでも30代半ばにしてもまだまだ自分は公私共に未熟者なのだと改めて気づき、日々自分が伸びて行く感覚が、私にはとても心地良いのです。
至らなさや悔しさに打ちひしがれる時もありますが、それもきっと成長痛と信じて。
そして、変わったことの方が圧倒的に多い中で、唯一変わらなかったことー
それは日本でもオーストラリアでも自分は変わらず人に恵まれているということ。
もちろん出会ったすべての人と親しくなるわけでも上手くいくとも限らないのは世の常、当たり前ですが。
それでも「私は何か前世でそんなに善行を働いていたのか⁈」と思うほど親身にしてくださる方に日豪、職場でもプライベートでも変わらず大変恵まれているのです。
生憎、前世については記憶も身に覚えも一切ないので、まぁ今世で精一杯、善のカルマを積むことにいたしましょう。
そんなこと考えながら、日本への一時帰国からオーストラリアの自宅へと戻りしばらく経った頃、パートナーシップビザ（いわゆる配偶者ビザ）が移民局から降りたとの通知が来ました。
保険、水道光熱費、地税が高いだのなんだのと家計簿と睨めっこしながらでも、この国でまた一つ、安心して暮らせる担保ができてほっとしました。
とはいえまだまだここは道の途中。
出会いやチャンスは掴む準備が出来ている人にしか訪れない。
そう言い聞かせつつ、移住2年目も新たな景色を求めて、日々を心ゆくまで励んでいけたらと思います。
何より、毎日が台風みたいな私のことを、オーストラリア大陸ばりのどデカい包容力と、Sunshine State（太陽の州）クイーンズランドの陽差しのような笑顔で受け止めてくれる相方に敬意と感謝を込めて。
I am / We are still on the way.
Ayaka