Я хочу жити в Україні.(私はウクライナに住みたい。) 〜生の言葉が伝える痛みについて

NHKのロシア語講座以外で、日本のテレビでこれだけのロシア語・ウクライナ語が流れることは未だかつてなかったのではないでしょうか。(もしかしたらソ連崩壊の時にはあったのかもしれませんが、少なくとも私が物心ついてからは初めて。)
ロシア語とウクライナ語は言語的にも似た部分が多くあり、また、ウクライナの中にはロシア語を母語とするウクライナ人も、ウクライナ語を准母語とするロシア人も多く住んでいます。(*注)大学を卒業してから10年以上、すっかりロシア語は忘却の彼方と化していましたが、それでも人間不思議なもので、英語でいうところの中学1年生程度の初級レベルなら自然と記憶が残っていることに気づきました。なので、意識するとしないとにかかわらず、インタビュー映像を見ると、自然と音だけでその悲痛な叫びが耳に入ってきてしまうのです。