「シンパシー」ではなく「エンパシー」をー誕生日、延暦寺での母との対話から

最近読んだブレイディみかこさんの著書『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)の中で、「シンパシー(sympathy)」と「エンパシー(empathy)」の違いについてふれている、とても腑に落ちる一節がありました。
本によるとシンパシーは「かわいそうな立場の人は問題を抱えた人、自分と似たような意見を持っている人々に対して抱く感情」で、エンパシーは「自分と違う理念や信念を持つ人や、別にかわいそうだとは思えない立場の人々が何を考えているのだろうと想像する力」のことで、「シンパシーは感情的状態、エンパシーは知的作業と言えるかもしれない」と説明されていました。