オリンピックまであと100日。ボラ、本当は続けたかったけれど

情勢を鑑み、辞退が相次ぐボランティア。その不足分を委員会が大手人材会社経由で「アルバイト」として募集している、という週刊誌のニュースも気持ちが乖離した要因の一つでした。半信半疑で「自分の担当会場名+アルバイト募集」で検索するとすぐにトップでヒットしました。厳密にはボラと同じ業務内容ではなかったとはいえ、「私は仕事を調整し、数万円の交通費と宿泊費を自己負担し、遠征のリスクと熱中症と闘って...そこまでして一体何を得たいんだろうか。」自問自答せざるを得なくなりました。

2017−2018年のオーストラリア留学中には、現地の大学でオリパラのレガシーについて学び、現地で合宿・遠征中だった日本代表選手たちにインタビューをさせてもらい、それを日本向けの記事にしたりと、私自身、心底楽しみにしていました。個人的にも知人・友人である彼らを応援したい、自分の得意な言語を生かして、同じ空間でその瞬間を味わいサポートしたい、その気持ちに変わりはありません。私だけでなく、多くのボランティアたちがそんな真っ直ぐな思いから志願したはず。それが、コロナそのものはもちろん、それに伴う国の対応・方針・スタンスにどんどん気持ちが荒み、離れていってしまう・・・。それはとても寂しいことだと感じます。