タイムだけがヤビツじゃない!~表ヤビツの立ち寄りスポット4選~

1.国の登録有形文化財が4つも!「大日堂」

蓑毛にある「大日堂」、素通りしてしまう方も多いかもしれませんが、実は国の登録有形文化財があるんです。大日堂は、742年(天平14年)、行基によって開かれました。行基さんと言えば、奈良の東大寺大仏造営に尽力した方!日本史にけっして明るくない私でも知っているくらいですから、これは要チェックです。
大日堂内の4つの建物(仁王門・大日堂・閻魔堂・不動堂)は2017年に国の登録有形文化財になりました。毎年11月3日前後には秋の文化財特別公開として、県・市が指定する重要文化財の各種如来像を公開しています。

私も先日拝観したのですが本堂の座像「大日如来像」は、像高175cmとなかなかの迫力!平安時代後期の作でヒノキの一本造りだと、「秦野みのげ文化の会」の方が丁寧に解説してくださりました。大月堂は毎月第一日曜日にも一般公開しています。ぜひ上りに行くならそこを狙ってみるのはいかがでしょうか?

★如来像は撮影禁止ですが、神奈川県のブログから見られます♪

2.ヤビツで鎌倉気分!? 庭園が美しい宝蓮寺

大日堂の道路を挟んだ向かい側にある「宝蓮寺」。宝蓮寺は、大日堂の管理をしていた薬音寺の名を改めたもので、鎌倉時代後期に開かれたそう。参道の脇には赤い帽子をかぶったお地蔵さんが整列した姿がかわいらしい印象です。その先にあるのは「蓑毛山」の文字がどっしりと掲げられた本堂。特別公開の期間は、「お寺カフェ」も実施していて、庭園に面した広々としたお堂の縁側で、お抹茶と栗の主菓子もいただけました♪

「お寺・お抹茶・自転車」というと私の中では鎌倉の報国寺が定番なのですが、まさかヤビツ峠でもこんな経験ができるとは感激!境内のもみじは11月下旬には真っ赤に染まり、市内でも紅葉スポットとしても人気なのだとか。今まで一歩も足を踏み入れたことがなかったのがもったいない!と思うくらいです。

★宝蓮寺の詳細はこちらから:
秦野市観光協会HP