一つの終わりは、次の始まり。

先日、親友の結婚式のためにシンガポールにレイが週末弾丸帰国した時は、たったの数日間だけれど、バカ話をできる相手が寮にいなくてさみしかった。帰って来て私が喜んでいると、
「でも、今度のバイバイは、本当にバイバイなんだよ?」と言う。

私の大学の11月~2月の3学期目は、夏期集中講座くらいしか開講されないので、翌年度の1学期目までの間は一時帰国する留学生が多いのです。レイもシンガポールに帰国、私の帰国予定は来年2月なので、ちょうど彼と入れ替わり。

いや、シンガポールなんてオーストラリアまでの中継地点だし、ブリスベンだって日本から直行便もあるし。

そうわかっていても、それでも、日々共に、当たり前のように暮らした仲間と離れるというのは、心が裂けるような気持ちになるものです。中学や高校の卒業を機にクラスメイトと離れるよりもつらいと感じるのは、やっぱり、皆で寝食共にしていたからかもしれません。「共に暮らす」ことで無意識に生まれる人間の連帯意識って大きいのですね。

そうやって、一つの生活が終わり、また次の生活が始まっていく。

留学も残り期間の方が短くなりました。一日一日を丁寧に、大切に。
29歳を目前にしても、相変わらず泣き虫な私だけれど、レイからもらった100万円札と彼の優しい言葉はずっとお守りになるんだろうな。

When you want to cry, do it when I’m around, so I can fix it.
Ayaka