映画館よりも距離が縮まる!? 美術館デートのすすめ♪

大学生になり、都内の大学に通っていたのを良いことに、大学時代から美術館にはちょこちょこと足を運ぶようになり、好きな芸術家もたくさん増えました。
ゴッホと親交が深く一時は二人で暮らしたことのあるゴーギャン、パリで描いた子供たちの姿が愛らしいレオナール・フジタ(藤田嗣治)、実は大阪府堺市に与謝野晶子と並んで専門美術館のあるアルフォンス・ミュシャ、亡き妻ベラへの愛情と幸福を描き続けたシャガール、美術はもちろん、著作もアツい岡本太郎…などなど。

作品を見ている時、自分の頭の中のどーでもいい雑念が取り払われて、ただ純粋に、「自分がどう感じるか」だけを問われている、ふわっとしたあの感覚が大好きです。

でも、美術館って、背景知識がないと行きづらい、気取ってない?意識高い系が行くとこでしょ?…とハードルがちょっと高いイメージを持っている人も多いかもしれません。

そんなこと、全然ないと思います。

私の美術の知識なんぞ、中学生の時に、定期テストで点を稼ぐために資料集を頭に叩き込んだ(そしてテストが終わればすっかり忘れた)、高校の選択授業は書道・美術・音楽の中から「音楽」を選択(絵心がまったくなかった)、大学ではロシア語専攻だったのでロシア美術史をちょっとかじったくらいです。


▲2016瀬戸内国際トリエンナーレで初めて訪れた直島。草間彌生さんのかぼちゃの鮮やかな黄色と、瀬戸内海の青のコントラストが綺麗でした。