「女子力」という言葉は抑止力か、推進力か?

彼女の原動力が「旦那さんへの愛情」だったとしても、そこで発揮される彼女のポテンシャルは、身の回りでとどめておくにはあまりにももったいない、と超おせっかいにも感じてしまったのです…。

そんなことを考え、夜も布団の中でもやもやして眠りについたら、今朝、朝日新聞でちょうど「『女子力』って?そのもやもや」という特集を見つけました。

中でも気になったのは読者の方のご意見:
●「社員食堂のメニューがあまりにまずいので、職場にお弁当を持参したら『いいカミさんになるぞ』『女子力高いな』と男性社員に言われてモヤッとした。自分の楽しみのためにやるメイク、ファッション…全てが『未来の旦那様のための力』という意味合いでの『女子力』に回収されてしまう。女性自身が自分の価値観で、自分の人生を楽しむことを許さない風潮と、それに対するエクスキューズとしての便利な言葉が『女子力』なのではないか」(東京都・30代女性)
(朝日新聞 1月29日朝刊9面より)